酒天童子(酒呑童子)の配下の鬼をアニメーション化してみました。
この鬼は、現存最古の酒呑童子伝説を伝える絵巻物である、香取本『大江山絵詞』の、下巻 第2絵図に描かれている鬼たち(「変化(へんげ)の物共(ものども)」)のなかの、「赤いハチマキをして、棒を持っている鬼」です。
▼ 参考記事: https://wisdommingle.com/?p=17986#v2p2_tm_reconstruct
▼ 香取本『大江山絵詞』ってなに?
香取本『大江山絵詞』(かとりぼん『おおえやまえことば』)は、鎌倉時代~南北朝時代(室町時代前半)ごろにつくられたとされている、現存最古の酒呑童子(しゅてんどうじ)伝説をつたえる絵巻物です。
香取本『大江山絵詞』は、現在、公益財団法人 阪急文化財団が運営している逸翁美術館(いつおうびじゅつかん)に所蔵されています。(このことから、この絵巻物は「逸翁本(いつおうぼん)」や「逸本(いつほん)」と呼ばれることもあります。)