『桜、卒業、別れ、ありがとう。』
おゆりごです。
"王道進行曲投稿祭"の参加作品です。
タイトルは「白い桜の花びら」
卒業は人それぞれ違った感情で違った卒業を迎えるものだと思います。
その中でこの作品の女の子にとっての卒業とは何かを抽象的ですが描きました。
歌:花隈千冬
他:おゆりご
(学校風景のイラストはIbispaintXのフリー素材を使用しました)
↓歌詞
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眩しさが校舎を彩る
春の空気が胸を撫でる
立ち止まる教室の前
遠い日を眺めていた
始まりの放課後
震えながら打ち明けた想い
あふれ出した情熱は
目の前へと突き動かして
ありがとう今日までの日々
さようなら今日までの日々
清らかに咲いた桜の花たちは
皮肉のように見送った
寂しさが校舎を奏でる
春の空気が胸を締め付ける
秘密のままが美しさを守るから
そっと蓋をした
何度目かの放課後
温かさに気持ちが舞い上がっていた
こんな時間がずっと続けばと
思っていたかった
授業中の合図
赤くなるのを抑えて
平然を装っては
心が羽ばたいてた
どこまでも飛べると思ってた
漠然とした宇宙の中で
その果てに待っている空虚に
気付かないわけ無かった
最後の放課後
震えながら閉じ込めた想い
こぼれ出した涙が
もう区切りをつけるから
ありがとう今日までの日々
さようなら今日までの日々
咲くはずの無かった蕾は蕾のままで
ありがとう愛してくれて先生
さようなら好きでした先生
満開に咲いた桜の花たちが
私達の門出を祝っているよ
ありがとう
さよなら
三月の晴れた日
卒業証書を握りしめると
白い桜の花びらが
ひとひら落ちてきた
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